人生100年時代と言われ、超高齢化社会に突入している日本。
引退してからの数十年という長い老後生活を支えてくれる大切な物が「年金」です。
しかし、2019年に金融庁が発表した「老後2000万円問題」で、世間に激震が走りました。
夫婦2人で、充実した老後を過ごすには2,000万円が必要だと試算されたのです。
必ずしも2,000万円は必要ではないにせよ、国民年金・厚生年金の2階建ての公的年金だけでは不安がありませんか?
そこで、注目されているのが年金制度の3階建て部分にあたる「私的年金」です。
今回の記事では「私的年金」のうち、保険会社で取り扱っている「個人年金保険」について、次の事をお伝えしていきます。
最後まで読んでいただければ、個人年金保険を選ぶ時のポイントが分かり、アナタの希望に合った保険を探す事が出来るでしょう。是非、ご覧ください。
「個人年金保険人気TOP5」を徹底分析
個人年金保険は、公的年金の補助的な役割を果たす私的な年金保険です。
内容は、毎月(毎年)保険料を掛け、一定の年齢になってから年金として現金を受取っていく保険です。
途中で万が一の事があった場合は「死亡給付金」として、既払込保険料相当額が戻ってきますので、損をする心配もありません。
では早速、個人年金保険人気TOP5を比較してみましょう。


※上記例は、30歳男性で計算しています。(マニュライフ生命のみ、40歳男性)。契約条件など、詳しい事は、下記の商品別の項目に各々記入してあります。
★確定している数値ではありません。詳しくはマニュライフ生命「こだわり個人年金(外貨建て)」おすすめポイント1を参照ください。
1.マニュライフ生命
「こだわり個人年金(外貨建)」
無配当外貨建個人年金保険(積立利率変動型)

外貨建てで、一定額を毎月円で支払う個人年金保険です。
①積立金は利率の良い米ドルか豪ドルで運用される
日本はマイナス金利政策により、利率に魅力がありません。
そこで、高い利率が期待できる外貨建てにしているのが人気のポイント。

※政策金利とは、中央銀行が一般の銀行に貸し付ける際の金利のこと。
出典:「主要各国政策金利表」/外為どっとコムより抜粋
上記の日本・米国・豪州の政策金利表を見ると、日本のマイナス金利と米国・豪州の利率の違いが分かります。
年利の違いによる、受取り額の一例をご覧ください。

30年間積立てると、年利の違いによって受取り額に大きな差が出ることがわかります。
ドル建て保険は金利が高く設定されているため、保険料も安く抑える事が出来、メリットが大きいです。
②積立利率は毎月更改される
積立利率は、マニュライフ生命が毎月設定する「基準積立利率」を基準にして設定されています。
③積立利率は最低保障あり
積立利率が変動するのは不安に思うかもしれません。しかし、積立利率は、最低保障1.5%となっています。
※積立利率はこの保険の実質的な利回りではありません。諸費用(保険関係費・年金管理費・外貨取扱による費用など)を控除した金額になります。
④年金の受取方法は4つ
年金の受取方法は次の4つから選択する事が出来ます。
①外貨建てのまま年金で受け取る方法
②外貨建ての年金を1年1年円に換算して毎年受け取る方法
③年金原資を全部円に換算してから、円で毎年年金を受け取る方法
④年金を一括して受け取る方法
⑤為替変動によるリターン&リスクあり
外貨建て保険は、為替レートにより受取額に大きな差が出ます。
例えば、1ドル=100円を基準として考えてみると。
保険料払込満了時の年金原資を円に換算した時の為替レートを「円高」「円安」の時で比較してみましょう。

※円高とは:円の相場が外国通貨の相場に対して高くなること。
※円安とは:円の相場が外国通貨の相場に対して低くなること
上記表を見ますと、同じ5万ドルを受け取る時に、円高だと450万円、円安だと550万円と、受取額に100万円もの差が出てしまう事になります。
ですから、外貨から円に換える時期は重要ですね。
⑥為替手数料が掛かる
円で保険料を払込む時や、円で年金・死亡給付金などを受取る際には為替手数料が掛ります。
⑦無配当
配当金はつきません。
①日本円より利率の高い米ドルまたは豪ドルはリターンが大きい
何と言っても米ドルや豪ドルは利率が高いので、積立金の運用を行う事により、高いリターンが期待できます。
次の条件で米ドルと豪ドルで運用した場合の返戻率をご覧ください。
被保険者:40歳・男性
月払い保険料:1万円
保険料支払い期間:25年

※上記表は、過去25年間の指標金利(月次)と為替相場の数値(月次)をもとにして運用を行ったと仮定して事後的に検証して作成した数値です。将来の運用結果を保証する数値ではありません。
過去のデータを検証して作成した数値ですので、今後、これだけの返戻率が出せると保証する数値ではありませんが、保険料払込期間終了時点(25年)で、米ドルで積立金(円換算)の返戻率は、169.63%、豪ドルで166.07%と非常に高い返戻率が出ています。
円建てでこれだけ高い水準の返戻率を出す事は不可能ですので、大変魅力があります。
②保険料は毎月一定額の支払い
外貨建て保険の場合、保険料を円から外貨に移行して支払います。そのため、毎日の為替相場の変動に伴い、円で支払う保険料は毎月変わる事になります。
しかし、この保険は、「ドルコスト平均法」を使っていますので、保険料は毎月一定額になっています。
「ドルコスト平均法」とは、定期的に一定額を投資する方法で、価格が安い時には多く購入し、価格が高い時には少なく購入する事によって、平均の投資価格が抑えられるしくみになっています。
従って、毎月支払う保険料は、一定した「円」であるため、為替リスクの軽減が期待出来ます。
③「円建年金支払開始自動判定特約」が出来た2019年11月から新しく出来た特約
今までは、外貨建て保険を円に換算して年金を受け取る時に、為替相場により円高の時期に移行すると年金額が減少してしまうため、タイミングを見計らうのが難しいというデメリットがありました。
「円建年金支払開始自動判定特約」は、契約開始後に付加できる特約で、年金受取開始日の前日に円に換算した時に、基準の判定額に到達したかを自動的に判断してくれます。
判定額に満たない時には、1か月単位で年金受取時期を繰り下げてくれるので、自分で為替相場の動きを見ていなくても、損をせずに年金が受け取れるという、非常に便利な特約です。
④最低保障もあるので安心感あり
積立利率は毎月変動し、高い利率を望めます。しかし、一方で利率が下がっている時もあります。そんな時でも、最低保障があるのは安心感がありますね。
⑤積立利率は毎月更改されるので、金利の変動にも対応可能
金利の変動に「毎月」対応していますので、積立利率もゆるやかなカーブを描いて連動しています。
また、契約日から120か月を超えると、積立利率は、直近120か月の基準積立利率の平均となりますから、長期になれば安定感が高い保険と言えます。
⑥保険料支払方法にクレジットカード払いがある
保険料の支払方法にクレジットカード払いがある保険は人気があります。
何故なら、クレジットカードでポイントが貯まるからです。
例えば、100円で1ポイント貯まるクレジットカードだとすると、毎月、保険料を2万円、30年間支払うとすると、ポイントは、200ポイント×12か月×30年=72,000ポイント(72,000円分)も貯まる事に。労せずしてポイントが自然に貯まるのでオトクですね!
⑦節税対策になる
個人年金保険は、税制適格特約の要件を満たしていれば、個人年金保険料控除として確定申告の際、控除対象になります。要件は後述しますが、長い目で見ると、節税効果は大きいです。
【こんな人にぴったり】
◎将来のゆとりある生活のための資産を積極的に増やしたい人◎外貨の高い利率で資産を大きく増やしたい人
◎リスクは理解した上で、資産運用を考えている人
◎低金利時代の波を上手に乗り越えて行きたいという柔軟な考え方の人

2.住友生命 たのしみ未来

①公的年金の上乗せが出来る、確定した金額の円建て年金保険
公的年金の上乗せが出来、円建てで、確実な金額が受け取れる年金保険です。
公的年金だけでは不安ですし、足りない可能性もありますよね。
その不安を解消するために、将来的に受け取る年金額を増やす積立保険です。
保険料払込期間満了後、保険料総額よりも多い金額を年金として受け取れます。
受け取れる金額も、契約時に決められていますから、減る心配がなく安心感が高い保険です。
②「たのしみランク」適用により受取り額がアップ!
たのしみ未来は、月払保険料額が15,000円以上になると、「たのしみランク」が適用となり、受取額がアップします。
「たのしみランク」とは保険料が割り引きになる制度の事です。
保険料が割り引きになると言う事は、返戻率アップにつながりますので嬉しいですね!
③告知は不要
告知が不要ですので、入院歴や持病があっても問題なく誰でも加入できます。
④契約可能年齢が幅広い
契約可能年齢が「0歳~75歳」と赤ちゃんから高齢者まで加入出来ますので、貯蓄目的でいつからでもはじめられます。
⑤年金受取期間は確定年金のみ
たのしみ未来は、年金の受取りは5年・10年・15年の確定年金のみです。
終身年金は取り扱っていません。
⑥返戻率は106%
下記条件で返戻率を計算してみると、年金で受け取った場合、約106.3%の返戻率となります。

①確定した返戻率が高い
返戻率が106%台と高めで、受取金額は確定していますので、長期目線で確実に年金を準備するにはとてもおすすめです。
また、年金ではなく、65歳の時点で一括で受け取った場合でも、104%台の返戻率が出ていますので、まとまったお金が必要になった時に一括で受け取っても十分オトクです。
②誰でも加入できる
告知が不要ですので、健康状態に問題があっても誰でも加入できます。
また、契約可能年齢の範囲が広く、赤ちゃんからお年寄りまで加入出来ますから、年金目的以外にも、子どもの教育資金準備などの準備にも利用出来ます。
③年金据え置き期間を自由に設定出来る
年金据え置き期間を0年~15年まで自由に設定出来るので、年金をいつから受け取るか、アナタのニーズに合わせて選べます。
長く据え置くほど、返戻率は高くなります。ただし、60歳まで払い込んで15年据え置きにすると、年金受け取りが75歳からと非常に遅くなってしまいますので、年齢も考えながら据え置き期間を決めると良いでしょう。
④5年ごとに配当金が支払われる
5年ごとに配当金がつく保険です。保険料の運用が上手く行った場合には、受取り額が増え、返戻率も上がるのは嬉しいですね。ただし、配当金が「0」の時もあります。
⑤節税対策になる
5年ごとに配当金がつく保険です。個人年金保険は、税制適格特約の要件を満たしていれば、個人年金保険料控除として確定申告の際、控除対象になります。要件は後述しますが、長い目で見ると、節税効果は大きいです。
【こんな人にぴったり】
◎個人的に私的年金をしっかりと準備したいと思っている人◎確実な金額での、高い返戻率を求めている人
◎病気を持っていて、告知のある保険には加入出来ない人

3.明治安田生命 年金かけはし

①確定した金額の円建ての年金保険
円建てで、確定した金額が受け取れる年金保険です。
契約した時に決められた金額が受け取れますから、確実に準備しておくには安心ですね。
②告知不要
告知が不要ですので、健康状態に問題のある人でも加入できます。
③契約年齢
契約年齢は、20歳~55歳と少し範囲が狭いです。
しかし、老後の年金を準備するには問題のない契約年齢と言えます。
④年金受取期間は確定年金のみ
年金かけはしは、年金の受取りは5年・10年の2種類の確定年金のみです。
終身年金は取り扱っていません。
⑤節税対策になる
個人年金保険は、税制適格特約の要件を満たしていれば、個人年金保険料控除として確定申告の際、控除対象になります。要件は後述しますが、長い目で見ると、節税効果は大きいです。
⑥返戻率は105.9%
下記条件で返戻率を計算してみると、年金で受け取った場合、約105.9%の返戻率となります。

①確定した返戻率が高い
105.9%と高めの返戻率を出しています。確定した返戻率ですので、安心ですね。
また、年金ではなく、65歳の時点で一括で受け取った場合でも返戻率は104%台となっていますので、必要あれば65歳時点で一括で受け取っても、損をすることはありませんので安心です。
②誰でも加入できるが契約可能年齢は狭い
告知が不要ですので、健康状態に問題があってもなくても、誰でも加入できるのがポイントです。
ただし、契約可能年齢は20歳~55歳と狭いですので、注意してくださいね。
③保険料払込期間中の死亡保障を抑えることで受取金額が多くなるように設計
個人年金保険は、保険料払込期間中に被保険者が死亡すると、死亡給付金が支払われます。
この死亡給付金とは、既払込保険料相当額が支払われるのですが、年金かけはしは、死亡給付金を抑えて、年金受取り額を多くするようにしているのが特徴です。
④内容がシンプルで分かりやすい
年金かけはしのしくみ図などを見ても分かりますが、内容がシンプルで分かりやすいです。
年金の受取りは、5年と10年確定のみと、他の保険に比べて種類が少なく、契約年齢も20歳から55歳と狭くなっています。的を絞って加入するには良い保険ですね。
⑤年金据え置き期間を設定できる
保険料払込期間を過ぎてから1年~5年の間で据え置きが出来ます。
据え置くことで、受取額が増えて、返戻率も上がります。
⑥5年ごとに配当金が支払われる
5年ごとに配当金が支払われる保険です。
保険料の運用が上手く行った場合には、配当金がもらえるのは嬉しいですね。
ただし、運用が上手く行かない時は配当金が「0」の時もあります。
⑦節税対策になる
税制適格特約の要件を満たしていれば、個人年金保険料控除として確定申告の際、控除対象になります。
【こんな人にぴったり】
◎私的年金をしっかりと準備したいと思っている人◎保険は出来るだけ内容がシンプルなものが良い人
◎確実な金額での、返戻率の良い保険を求めている人
◎病気を持っていて、告知のある保険には加入出来ない人

4.日本生命 みらいのカタチ 年金保険

①安定した年金を受け取れる円建て保険
みらいのカタチは、円建てで確定型の年金保険のため、将来必要な年金額を確定した金額で補う事ができます。
②保険料払込免除特約を付加できる
三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳梗塞)になった時に、以降の保険料が免除されます。
大きな病気になった時は、働けずに保険料を支払うのが厳しくなる事が予想されます。
そんな時に、保険料払込免除特約が付加されていると、安心感がありますね。
③告知が必要
保険料払込免除特約がついていますので、告知は必要となります。
④年金支払基準日は5年まで繰り延べ可能
第1回目の年金支払基準日は、最長で5年間、繰り延べる事が可能です。
繰り延べることにより、受取総額も増えます。
⑤節税対策になる
個人年金保険は、税制適格特約の要件を満たしていれば、個人年金保険料控除として確定申告の際、控除対象になります。要件は後述しますが、長い目で見ると、節税効果は大きいです。
⑥返戻率は105.2%
下記条件で返戻率を計算してみると、年金で受け取った場合、約105.2%の返戻率となります。

①保険料免除特約が付けられる
個人年金保険に保険料免除特約が付けられる保険は余り多くありません。
みらいのカタチは、三大疾病になった時に、以降の保険料を支払わなくても良い特約が付いています。
万が一、三大疾病が原因で働けなくなった場合は、特約によって保険料を支払う心配がありませんので、老後の年金は確保されます。安心感が高い個人年金保険です。
②毎年配当金が付く
無配当保険が多くなっている中で、みらいのカタチは、毎年配当金が付く事がポイントです。
もちろん、運用が上手く行かない年は付かない事もありますが、長い保険期間の間、配当金を積み立てていると、保険料支払い満了時には、かなりの配当が付いている楽しみがあります。
③年金開始時に10年保証付終身年金に変更も可能
契約時には、3種類の確定年金(5年・10年・15年)にしか契約出来ませんが、年金をもらう時には、10年保証付終身年金に変更出来ます。
確定年金で期限付きでしっかりもらうか、保証期間付きで、終身に渡ってもらうように変更するか、実際に年金をもらう時点で変えられるというのは親切な事で、ポイントとなっています。
④保険料支払い方法にクレジットカード払いがある
保険料の支払い方法にクレジットカード払いがあります。
クレジットカードでポイントが自然に貯まるのは嬉しいですね。
⑤節税対策になる
税制適格特約の要件を満たしていれば、個人年金保険料控除として確定申告の際、控除対象になります。
【こんな人にぴったり】
◎私的年金を確実にもらえる金額で契約したい人◎保険料免除特約付きの個人年金保険に加入したい人
◎保険料をクレジットカード払にしたい人

5.JA共済 ライフロード

①予定利率変動型の円建て年金共済
JA共済で取り扱っている年金共済「ライフロード」は、円建てで、「予定利率変動型」という種類の保険です。
一般的な個人年金保険は予定利率が「固定」されていますが、「ライフロード」は変動型ですから年金額の増額が期待できます。
しかし、運用が上手く行かない時は年金額は増えないので、予定利率が良かったり悪かったりします。
②年金額に「最低保障」がついている
「予定利率変動型」と「変動」という言葉がついていると不安に感じるかもしれません。
しかし、ライフロードの年金額には以下の通り、「最低保障」がついています。
● 契約5年間の予定利率 ・・・ 0.5%
● 6年目以降の最低予定利率 ・・・ 0.75%(2020年4月現在)
なお、2020年4月現在の予定利率は1.44%になっています。
③告知は必要
ライフロードは健康状態の告知が必要です。ただし、医師による診査は不要ですので申し込みは簡単です。
④柔軟な保障設計が出来る
加入年齢や年金支払開始年齢、払込終了年齢をカスタマイズして自由に設計が出来ます。
⑤共済の年金も個人年金保険料控除の対象になる
共済も生命保険同様、税制適格特約の要件を満たしていれば、個人年金保険料控除の対象になります。
⑥最低保障時の返戻率は106.6%
下記条件で返戻率を計算してみると、年金で受け取った場合、約106.6%の返戻率となります。

①予定利率が高い時の返戻率が魅力!
ライフロードの魅力は、何と言っても予定利率が高くなった時の返戻率です。

上記表で、6年目以降の予定利率が最低保障時の0.75%の時と、1.44%になった場合を比較してみましょう。(1.44%とは、2020年度適用の予定利率)
上記の例は、予定利率が2020年度の運用利率のまま、35年間続いたとした例ですが、125%と、高い返戻率が期待できます。
もちろん、6年目以降は予定利率を1年ごとに見直しますから、良い時もあるし悪い時もありますから、将来的な支払い額は約束されません。しかし、「最低保障」がありますから、安心ですね。
②年金の受取り種類が豊富
年金の受取り種類は、確定年金と終身年金を取り扱っており、5年確定・10年確定・15年確定・終身・保障期間付終身の5つと豊富な種類となっています。
ですから、アナタのニーズに合わせて選べる点がポイントです。
③保険料支払い方法にクレジットカード払いがある
保険料の支払い方法にクレジットカード払いがあります。
クレジットカードでポイントが自然に貯まるのは嬉しいですね。
【こんな人にぴったり】
◎年金保険に高い返戻率を求めている人◎年金額は確定されていないが、最低の保障は確保されている安心感が欲しい人
◎円建ての保険で、為替の変動に影響されない保険を望んでいる人
◎健康な人

個人年金保険を選ぶ時のポイント
老後の生活において、公的年金の他に年金を準備しておく大切さはお分かりいただけたと思いますが、アナタが個人年金保険を選ぶ時、何を基準にして選ぶか迷いませんか?
そこで、個人年金を選ぶ時に押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。
ポイントを押さえると、選びやすくなりますので、是非、参考にしてくださいね!
▶︎4つのポイント
①「返戻率」の高さ
②「確実性」か「有利性」か
③年金の型は「終身型」か「確定型」か「保証期間付終身型」か
④「個人年金保険料控除」を受けられるかどうか
ひとつずつ説明します。
ポイント1「返戻率」の高さ

個人年金保険に加入する目的は、いかに返戻率の高い保険に加入するかが一番のポイントになります。
何故なら、2017年、日本のマイナス金利政策により、利率が軒並み下がっているから。
現在、定期預金は年0.001%というスズメの涙ほどの利息しかつきません。100万円預けて年に10円という利息は、もはや無に等しいですよね。
少しでも利率の高い物が求められているなか、「個人年金保険」は長期的目線で見ると高い返戻率を期待出来る商品だという事で人気を集めています。そうなると、返戻率の高い個人年金を選びたくなるでしょう。
ここで、返戻率について、少しご説明します。
【返戻率とは】
支払った保険料に対して、将来的に解約や満期の時にいくら受け取れるかを率で表したもの。
式は次の通りです。
戻ってくるお金 ÷ 支払保険料総額 × 100 = 返戻率
例えば、支払い保険料総額が200万円、年金受取総額が210万円だとすると
210万円 ÷ 200万円 × 100 = 105%
返戻率は105%となります。
返戻率が100%未満だと元本割れという事ですので、100%以上の返戻率の個人年金保険である事が条件となります。返戻率が100%をどれだけ超えるかで比較してみましょう。
個人年金保険は、生命保険の中でも貯蓄性の高い保険です。
しかし、預貯金との違いは、途中解約をすると元本割れするケースが多い点。特に短期間で解約すると、ほとんど戻って来ない事になりますので注意してくださいね。
従って、個人年金保険でお金を増やすには「長期的な目線」で長く続けて行く事が大切になります。
ポイント2「確実性」か「有利性」か

個人年金保険でお金を増やして行く時には2つの方法があります。
・リスクは取らずに、確実に増やして行く方法
・多少のリスクはあっても、少しでも有利に増やして行く方法
円建ての個人年金保険の場合は、為替リスクがありませんので、契約した時に計算した金額で年金が受け取れますから確実で安心感があります。
しかし、お金を増やすという面では今ひとつ魅力に欠けるでしょう。
外貨建ての個人年金保険の場合は、利率が円建てよりも高く、運用が上手く行くと非常に大きく有利にお金を増やす事が出来る、投資性の高い保険となっています。
投資ですから、リスクも考慮するという、柔軟な対応が必要になります。
また、円建ての個人年金保険でも、JA共済のライフロードのように、予定利率が変動する年金共済もあります。
最低保障がついていますから安心感はありますが、運用が上手く行った場合とそうでない場合の差がつくケースも出てきます。
どの形を選ぶかは、好みがハッキリ分かれるところです。
年金受取時には、ゼッタイにこの金額を受け取りたいという確実性を求めるなら円建てで予定利率も固定している保険を選ぶと良いでしょう。
低金利の今の時代、長期的目線で運用し、より多くの年金を受け取りたいという有利性を求めるなら、外貨建ての保険を選ぶと良いでしょう。
そして、上記2つの保険の中間的位置にあるのが、円建ての予定利率変動型の保険と言えるでしょう。
ポイント3年金の型は「終身型」か「確定型」か「保証期間付終身型」か

年金の受取期間は「終身型」と「確定型」があります。
終身型は、年金支払開始年齢からアナタが生きている限り、生涯年金が受け取れるタイプです。
確定型は、5年・10年など期間を定めて年金が受け取れるタイプです。
例えば、60歳払込60歳年金開始の個人年金保険で、年金額が100万円の場合。
終身型は、60歳から亡くなるまでの間、ずっと100万円を受け取る事が出来ます。
80歳まで生存した場合は、100万円×20年=2,000万円受け取れる事に。
しかし、65歳で亡くなってしまった場合は、100万円×5=500万円しか受け取れない事になります。
一方、確定型は、10年確定年金の場合、100万円×10年=1,000万円を受取り、70歳時点で契約は消滅となります。万一途中で亡くなった場合でも、相続人に残りの年金の分は一括で支払われるので安心です。
また、確定型と終身型を合体した、「保証期間付終身年金」という型もあります。
これは、10年保証期間付終身年金の場合ですと、10年間は生死に関わらず年金が受け取れます。11年目からは生きている限り年金が毎年受け取れますよ。という保険です。
3タイプのどれを選ぶかは、好みの問題になります。
確実に全額もらいたい場合は、「確定型」が良いでしょう。
また、長生きをする事を考えると、「保証期間付終身型」も魅力があります。
ポイント4「個人年金保険料控除」を受けられるかどうか

個人年金保険に加入するメリットの1つに、一般の生命保険料とは「別枠」で、「個人年金保険料控除」が受けられる事です。預貯金の場合は、税金対策はありませんが、個人年金保険料控除を受けられると、節税対策になるためおすすめです。
ただし、どんな個人年金保険でも該当になるかというとそうではないので、注意が必要です。
該当になるのは、「個人年金保険料税制適格特約が付加されているか」の確認が必要です。
税制適格特約を付けられる条件は次の4つ全てを満たしている必要があります。
・保険料払込期間が10年以上
・確定年金の場合、年金開始年齢が60歳以上、かつ受取期間が10年以上あること
・年金受取人は、契約者か配偶者であること
・年金受取人が被保険者と同一であること
以上の4つの条件を満たせば、上記で紹介した5つの商品は全て個人年金保険料控除の対象となり、最高で所得税が40,000円、住民税が28,000円控除対象となります。
実際に安くなる税金額は、一般の会社員では、おおよそ7,000円~10,000円です。
知っていると知っていないでは大きな違いが出てきますので、契約する時には、上記4つのポイントを満たした内容で契約するようにしましょう。
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まとめ
ここまで、人気の個人年金保険についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
今回の記事では次の事をお伝えしました。
①個人年金保険には保険料が「円建て」と「ドル建て」がある。
②ドル建ての個人年金保険の方が圧倒的に高い返戻率を期待出来るが、為替リスクがあり、確定した金額ではない。
③円建ての個人年金保険は、返戻率の点ではドル建てに負けているが、確実性があるので安心感は高い。
④円建ての個人年金保険にも、予定利率が変動する保険があり、通常の円建て保険より高い返戻率を期待する事が出来る。
⑤個人年金保険の年金受取種類は確定型と終身型があり、選ぶ事が出来る。
⑥個人年金保険には告知が必要な商品と不要な商品がある。
⑦個人年金保険は条件を満たすと「個人年金保険料控除」を受ける事が出来、節税効果がある。
個人年金保険にも、さまざまなメリット、デメリットがある事はお分かりいただけたと思います。
しかし、外貨建てや予定利率変動型の商品などがあり、全てを理解するのは難しかったのではないでしょうか。
詳しい事は、やはりプロのプランナーに相談するのが一番大切です。
今回の記事でおおよその自分の方向性を決めておき、プランナーに相談して、たくさんの商品の中からアナタにぴったりの商品を選んでくださいね!